英語


一般動詞(ordinary verb)は、法(mood)、数(number)、人称(person)による活用をほぼ消失しており、三人称単数現在形で"-(e)s"が付されるだけである。
時制(tense)による変化は不規則変化動詞においては現在形、過去形、過去分詞形でそれぞれ変化するが(例:rise/rose/risen「昇る」)、規則変化動詞では過去形、過去分詞形に"-ed"語尾が付されるのみとなる(例:walk/walked/walked「歩く」)。
また、動名詞(gerund)・現在分詞(present participle)においては全ての動詞において原形(bare form)に"-ing"語尾を付すれば良い。
高校・大学受験、各種学校の必修・選択単位取得においては、英語を読解する能力が重視され、英文和訳を中心とした授業が行われている。
アメリカ英語を正統、イギリス英語をオプションとして取り扱うケースが一般的であるが、これは世界の英語学習のなかでは特異な例に属する。
また、せっかくの読解能力も日本語での出版活動が盛んであること、多くの英語の書籍が日本語へ翻訳されることから日常生活ではあまり役立たない。
なお、これらの法・時制・相を組み合わせて複雑な時間軸・動作の表現をすることも論理上可能になる。
英語の発音と綴りの間の関係は、他のヨーロッパの言語と比べると一貫性に乏しい。
これは主に中英語時代である15世紀初頭に始まり、近代英語初期である17世紀初頭に終わった大母音推移という現象にも関わらず、印刷技術が普及していたために綴りが固定化して基本的に変更が加えられなかったことに起因する。
それ以前はnameはナーメと、timeはティーメと綴り通り発音されていた(というよりも発音どおりに綴られていた)が、ネイムやタイムという発音に変化したにも関わらず、neimやtaimなどと綴りが変更されることはなかったため、現在まで英語学習者を悩ませている綴りと発音の不一致が起きている。
以下に発音規則を示すが、例外も多い。
このことは、英語が他のヨーロッパ系言語から単語を借用する際に、多量の単語を元のつづりとあまり変えずに借用したことに起因する。
ドイツ語(-en)やフランス語(-er、-ir)と違い、不定形(inifinitive)に一見して動詞とわかる綴りの形はない。
したがってある単語の原形が与えられたとき、動詞かどうか判断する方法はない。
このため語形を変えずに品詞の転換が容易である。
例:「smoke」は名詞では「煙」「タバコの一服」だが、そのまま動詞として「煙を出す」「タバコを吸う」とも使える。
いずれにしても英語が国家の言語(国語)として通用しているのは事実で、教育の分野においては「バイリンガル教育かモノリンガル教育か」といった趣旨の問題がたびたび持ち出される。
現在、連合王国(The United Kingdom)全体としての国家語は英語であるが、連合王国に含まれるウェールズやスコットランドでは英語以外の言語話者もいる。
日本における英語は日常生活に必要不可欠なものとはなっていない。
あくまでも科学技術や諸制度の吸収のための手段や通商の道具(商業英語)という位置付けである。
イギリスの採った植民地政策は間接統治であった。
つまり、エリート層をイギリス本国で教育を受けさせ、それぞれの植民地へ送り返した。
上層階級であるエリート層はみな英語で教育を受けたため、植民地行政では英語が支配的となり、独立後もこの状態が続く。
かくして、旧イギリス領(現在その多くはイギリス連邦に加盟している)では英語が公的に(政治・経済・教育で)使われるようになり、イギリスとこれらの地域の共通語になった。
英語の法は直説法、仮定法、命令法、条件法が存在する。
通常、進行形の文は第2文型とは見なさず、動詞部分を原形や三単現の形にして文型を考える。
また完了形も同様である。
また受動態の文も第2文型とは見なさず(他の5文型にも含めない)、能動態にしたときの文型をもとに、それぞれ第3文型の受動態、第4文型の受動態、第5文型の受動態と考える場合が多い。
群動詞を含む文は群動詞全体を1つの動詞と考えることが多い。
以後の英語の歴史はふつう 3期に大別される。
英語以外に先住民族であるケルト民族の言語(ウェールズ語・ゲール語など)が話されている。
イングランドによる同化政策を経てケルト諸語話者は激減したが、現在はウェールズ語などの復興策もとられている。

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